脱水症
概要
適切な水へのアクセスがないヘビに多い水分摂取不足または過度な喪失です。
主な症状
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原因
ヘビにおける脱水の原因: 必須栄養素の欠乏・過剰・吸収不良を含む食事バランスの異常。不適切な食事組成、単調な給餌、種に不適切な食物、吸収障害が主要因。
病態生理
脱水はヘビにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。
治療
ヘビ脱水症の治療: ① 評価—皮膚張り、眼球陥凹、PCV/TS、体重、尿量(尿酸塩濃度)。爬虫類は慢性脱水多い—代謝性疾患(痛風・腎症)合併に注意。② 輸液製剤: 温ノルモソルR、温乳酸リンゲル(38-40℃)。③ 投与経路: 軽-中等度はSC(軸下・鼡径部 25-30 mL/kg/日)、重度はICe(腹腔内、亀は前肢窩、ヘビ・トカゲは尾側1/3腹腔 25-30 mL/kg q24h)、またはIO(脛骨近位・甲羅gular bridge 10-20 mL/kg q4-6h)。④ 温浴 q24h × 20-30分(種別温度)—皮膚吸収も期待でき特に両生類で有効。⑤ POTZ維持(前後72時間以上)—吸収・代謝の前提。⑥ 経口は意識・嚥下反射ある例のみ—シリンジまたは胃管。支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。
予防
脱水の予防には全ての栄養要求を満たす種に適した食事設計、単一食品のみの食事の回避、獣医師との定期的な食事内容の見直し、必要時の適切なサプリメンテーション、種固有の栄養ニーズに関する知識が必要である。
予後
脱水症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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