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ハムスター (Hamster) 神経 重度

リンパ球性脈絡髄膜炎(急性型)

Lymphocytic Choriomeningitis (LCMV) - Acute / リンパ球性脈絡髄膜炎(急性型)

概要

ハムスターに髄膜炎を引き起こす人獣共通アレナウイルス感染症で、公衆衛生上重要。

主な症状

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原因

ハムスターのリンパ球性脈絡髄膜炎はLCMウイルス(アレナウイルス)の感染による。保菌げっ歯類の尿・糞・唾液を介して伝播する人獣共通感染症。

病態生理

ハムスターのリンパ球性脈絡髄膜炎(LCMV)はアレナウイルス科のLCMウイルスによる感染で、ハムスターがキャリアとなり【ヒトに感染する重要な人獣共通感染症】。マウス・ハムスターが自然宿主で、無症候キャリアとして尿・唾液・糞便中にウイルスを排出。ヒトへの感染:ウイルス含有エアロゾル/糞便の吸入→インフルエンザ様症状→髄膜炎(稀に致死的)。妊婦への感染は胎児水頭症・脈絡網膜炎を引き起こし特に危険。ペットショップのハムスターからのLCMVアウトブレイクが報告されている (Fischer SA et al. N Engl J Med 2006;354:2235-2249)。

治療

【ハムスターにおけるリンパ球性脈絡髄膜炎(急性型)】 リンパ球性脈絡髄膜炎(急性型)は培養感受性試験を診療指針とし、empiricalにはエンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h またはアモキシシリン・クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h(小型哺乳類除く)を開始。 膿瘍形成例は外科的切開・排膿・洗浄(生食または0.05%クロルヘキシジン)が抗菌薬単独より治癒率高い。 発熱・全身症状時は炎症マーカー(SAA、CRP)と血液培養。 再発リスクの高い症例ではバイオフィルム形成菌(Pseudomonas, Staphylococcus pseudintermedius MRSP)を疑い、長期抗菌薬を6-8週継続。 支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはハムスターの専門医紹介を考慮する。

予防

ハムスターにおけるリンパ球性脈絡髄膜炎の予防は原因病態によって異なる。感染性脳炎: 適切なワクチネーション(特に狂犬病・ジステンパー・FIP予防)と媒介動物制御。特発性てんかん: 遺伝性素因品種の繁殖管理。認知機能不全症候群: 知的刺激の提供、適度な運動、抗酸化サプリメント、SAMe等の補完療法。外傷性脳脊髄損傷: 交通事故・落下事故予防、適切な飼育環境。中毒予防: 環境管理。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 アモキシシリン・クラブラン酸 💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 クロルヘキシジン

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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