脊椎損傷
概要
落下やケージ事故による脊椎の外傷で、部分的または完全な麻痺を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
チンチラにおける脊髄損傷の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
神経系組織への物理的外傷が原因。転落・ケージ損傷・取扱い事故・同居個体や捕食者からの咬傷・環境危険物が一般的原因。チンチラの解剖学的特性が特定の損傷タイプへの素因となりうる。二次合併症として感染・治癒遅延・慢性疼痛がある。
病態生理
チンチラの神経系組織への外傷性損傷は、挫傷・裂傷・骨折を含む直接的な機械的組織損傷を引き起こす。急性炎症反応により浮腫・出血・疼痛が生じる。二次合併症として細菌汚染・感染・治癒遅延がある。チンチラでは損傷からのストレスが追加の全身合併症を引き起こしうる。
診断
急性の四肢/後肢麻痺・排尿障害・疼痛で緊急来院。脊椎X線(ラテラル・VD像)で椎体の骨折・脱臼・椎間板変位を確認。チンチラは活発な跳躍動物であり、ケージ内の高所落下・ドアへの挟み込み・不適切な保定が主な受傷機転。損傷レベルの正確な局在のため、詳細な神経学的検査(各脊髄分節の反射弧・痛覚深部感覚)を実施。CT/MRI(可能であれば)で脊髄圧迫の程度を評価。深部痛覚の消失は予後不良を示唆。副腎皮質ステロイドの早期投与の適応を判断。膀胱管理(手動圧迫排尿)の必要性を評価する。
治療
チンチラにおける脊椎損傷の治療: 尿検査・培養で原因特定。感染性は培養感受性に基づく抗菌薬。結石は種類に応じ溶解食または外科。輸液で脱水補正。疼痛管理。飲水量増加策。
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予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
外傷の予後は損傷の重症度と合併症の有無に依存する。軽度外傷は適切な創傷管理で予後良好。重度外傷、多発骨折、脊髄損傷は予後慎重〜不良。早期治療と適切な疼痛管理が回復を促進する。
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