リステリア症
概要
汚染飼料によるリステリア菌感染で、敗血症や髄膜脳炎を引き起こす。
主な症状
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原因
チンチラにおけるリステリア症の原因: 汚染飼料によるリステリア菌感染で、敗血症や髄膜脳炎を引き起こす。
病態生理
チンチラのリステリア症はListeria monocytogenesによる感染で、汚染干し草・飼料の摂取が主な感染経路。L. monocytogenesは4°Cでも増殖可能で、不適切に保管された干し草に残存しうる。臨床型:(1) 敗血症型(突然死、特に妊娠個体)、(2) 脳炎型(旋回、斜頸)、(3) 流産型(繁殖コロニーで問題)。チンチラの繁殖施設ではリステリアアウトブレイクが壊滅的被害をもたらしうる。【人獣共通感染症】妊婦・免疫不全者への感染リスク (Donnelly TM & Doss GA. Vet Clin Exot Anim 2016;19:519-554)。
治療
積極的抗菌薬療法: トリメトプリム-スルファ 15-30mg/kg PO/SC q12h(リステリア第一選択)、または髄膜脳炎症例ではCNS移行性のためクロラムフェニコール 30-50mg/kg PO q12h。経口βラクタム系は絶対禁忌 — チンチラでは致死的(非経口アンピシリン 20-40mg/kg IM q12hは代替として慎重に検討可)。治療期間: 全身性リステリア症は最低3-4週間。輸液: 加温乳酸リンゲル液 10-15mL/kg SC/IP q8-12h。痙攣コントロール: ミダゾラム 0.5-1mg/kg IM/IN(必要時)、てんかん重積にジアゼパム 0.5-2mg/kg IV。抗炎症: 脳浮腫にデキサメタゾン 0.2-0.5mg/kg IV/IM単回(NSAIDsとの併用禁忌)。栄養サポート: 草食動物用クリティカルケアでq4-6hシリンジ給餌。環境温度15-21℃。人獣共通感染症: 感染チンチラ取り扱い時は厳格な衛生管理・PPE、妊婦スタッフへの警告(リステリアはヒトで流産を引き起こす)。罹患動物の隔離、慢性排菌キャリアの淘汰。汚染飼料の廃棄。予後: CNS型は要注意〜不良、敗血症型は急性死することが多い。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に
予防
適切な飼料保管: 乾草とペレットは密封容器で保管、カビや汚染のある飼料は廃棄。給餌容器と給水ボトルの定期的清掃。腐った野菜の給餌回避。新規動物の2-4週間検疫。環境ストレス軽減。厳格な衛生管理 — リステリアは人獣共通感染症。涼しく乾燥した環境の維持(15-21℃)。
予後
リステリア症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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