殺鼠剤中毒
概要
抗凝固性殺鼠剤による凝固障害と内出血。
主な症状
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臨床徴候
鳥における殺鼠剤中毒の臨床徴候は毒性物質の種類と曝露量により急性〜慢性まで多様。消化器症状(嘔吐・下痢・流涎・腹痛)が最も一般的な初期所見。神経毒では振戦・痙攣・運動失調・昏睡。肝毒では黄疸・凝固障害・肝性脳症。腎毒では乏尿・尿毒症徴候。血液毒では貧血・出血傾向・メトヘモグロビン血症。心血管毒では不整脈・低血圧・ショック。急性曝露では症状発現が迅速で、早期除染と支持療法が予後を決定する。
原因
鳥における殺鼠剤中毒の原因: 抗凝固性殺鼠剤による凝固障害と内出血。
病態生理
殺鼠剤中毒は鳥における中毒性疾患である。有害物質の経口摂取、吸入、または経皮吸収により中毒障害が生じる。毒素は酵素阻害、受容体干渉、酸化的損傷、直接的な細胞毒性などの特定のメカニズムを通じて細胞プロセスを障害する。標的臓器は毒素により異なるが、肝臓(生体内変換)、腎臓(排泄)、神経系、消化管が一般的である。用量依存的に無症候性変化から劇症型臓器不全まで幅広い影響を及ぼす。
診断
曝露歴の聴取(殺鼠剤への直接摂取・中毒げっ歯類の二次摂取)。臨床症状の評価(出血傾向・血便・呼吸困難・神経症状)。凝固検査でPT・APTT著延長を確認(抗凝固性殺鼠剤の場合)。CBC(採血量≤体重の1%)でPCV低下(出血性貧血)を確認。血液生化学でAST・UA変動を測定。腹部X線で消化管内異物を検索。毒物分析で血中殺鼠剤成分を検出。鳥類は抗凝固性殺鼠剤(ブロマジオロン等)に感受性が高く、二次中毒(中毒げっ歯類を捕食)が猛禽類で重要
治療
鳥における殺鼠剤中毒の治療には迅速な除染と支持療法が必要である。摂取直後であれば催吐(種にとって安全な場合)または胃洗浄により吸収を低減する。活性炭は多くの毒素を吸着する。特異的解毒剤がある場合は投与する(例:抗凝固性殺鼠剤にビタミンK1、アセトアミノフェンにN-アセチルシステイン)。積極的な輸液療法で腎排泄を促進し灌流を維持する。臓器特異的障害(肝、腎、神経)をモニタリングし治療する。
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予防
殺鼠剤中毒の予防には有毒物質へのアクセス制限・除去、ペット安全な製品の使用、環境からの有毒植物の除去、薬剤・化学物質の適切な保管、屋外アクセス時の監視、種固有の中毒に関する飼い主教育が必要である。
予後
殺鼠剤中毒の予後: 中毒物質と摂取量、治療開始までの時間により予後が大きく異なる。早期除染・解毒で予後改善。
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