自咬症(自傷行為)
概要
組織損傷を引き起こす重度の自傷行為。胸、脚、翼に及ぶことがある。
主な症状
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臨床徴候
オウムにおける自傷行為の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。
原因
皮膚機能に関連する不適応行動が原因。不十分なスペース・不適切な社会集団・不足した環境エンリッチメント・不適切な食事・取扱いストレスが寄与。オウムの種特異的な運動・社会化・環境複雑性のニーズの充足が必要。
病態生理
オウムの皮膚機能に影響する行動病理は、環境的・社会的・心理的ストレスに起因する。不適切な飼育環境が不適応行動を誘発する。慢性ストレスが視床下部-下垂体-副腎軸を活性化し、コルチゾール上昇・免疫抑制・二次的身体疾患をもたらす。オウムの種特異的行動ニーズの充足が行動障害予防に不可欠。
診断
自傷行為の診断は、自己による羽毛損傷・皮膚損傷・筋肉咬傷を呈するオウム類で行う。毛引き症との連続体として位置づけられるが、皮膚・筋肉の損傷を伴う点でより重症である。まず医学的原因(皮膚感染・外部寄生虫・PBFD・内臓疾患・疼痛)を系統的に除外する。血液検査(CBC手動法・生化学・亜鉛/鉛値)、皮膚検査、X線撮影を実施する。行動学的評価(環境エンリッチメント不足・社会的孤立・ストレス因子)を行う。ヨウム(アフリカングレー)は特に感受性が高い。
治療
オウムにおける自咬症(自傷行為)の治療: 尿検査・培養で原因特定。感染性は培養感受性に基づく抗菌薬。結石は種類に応じ溶解食または外科。輸液で脱水補正。疼痛管理。飲水量増加策。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
行動疾患の予後は原因の特定と環境改善の可能性に依存する。適切な環境エンリッチメントと飼育改善で多くの行動問題は改善する。慢性的な自傷行為や重度のストレス関連疾患は管理が困難。早期介入が予後改善に重要。
行動の他の疾患(オウム)
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